蛸壺の思うツボ

マンガを読むのが映画を観て生きる

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

90年代という表現の「愛と呪い」

マンガ家ふみふみこの新作「愛と呪い」を読んだ。 現在、80年代の魅力が「面影」として10年代を支えているように感じる。 それは80年代に青春を送ってきた現在の40代から50代のパワーが、社会の中心になっているところもあるが、ネット社会のフラット性もそ…

パッヘルベルのカノンに縛られる

「あげくの果てのカノン」のネタバレ あげくの果てのカノン最終巻を読んで思うのが、「パッヘルベルのカノン」は愛に縛られる曲であるし、そう思ってしまうのが90年代後半オタクの性である。 作者の米代恭は1991年生まれであり、部活もオタサーであったとこ…